2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『銃撃』(モンテ・ヘルマン/1967)

銃撃 [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2005/04/06メディア: DVD購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (11件) を見る異色西部劇というより不条理西部劇。この凄まじい傑作を未見の方は西部劇を見るというより『内なる傷痕』(フィルッ…

『断絶』(モンテ・ヘルマン/1971)

断絶 コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2007/02/07メディア: DVD クリック: 60回この商品を含むブログ (15件) を見るモンテ・ヘルマン特集、その3。サマー・オブ・ラブの夢去りし1971年、「花のサンフランシス…

『旋風の中に馬を進めろ』(モンテ・ヘルマン/1965)

旋風の中に馬を進めろ [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2005/04/06メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見るこちらはモンテ・ヘルマンをリスペクトするタランティーノのお気に入り作品。ちなみにタラ氏は『フライト・ト…

『バックドア・トゥ・ヘル』(モンテ・ヘルマン/1964)

こちらは輸入DVDで。フィリピンロケで撮られた戦争映画。激しい銃撃戦の末、小屋を包囲したつもりの一部隊が、ふと見渡すと無数の銃を向けられていた、という冒頭からまず魅せてくれる。これは本日の『魔の谷』『旋風の中に馬を進めろ』の2本や、先日の…

『魔の谷』(モンテ・ヘルマン/1959)

モンテ・ヘルマン特集。開巻早々の御機嫌なジャズにヌーヴェルヴァーグとの共振(1959年!)を感じる長編デビュー作。ヌーヴェルヴァーグ+ロジャー・コーマンといったところでしょうか。とりわけ素晴らしいのは強盗団一味と事件に巻き込まれた主人公が…

アーセナル ― セルティック Total 5−1

CLプレイオフ2ndレグ。昨シーズンまで毎試合見ていたセルティックとの試合ということでちょっとだけ複雑な心境。アーセナルとしては余力を残して華麗なつなぎで万全に勝ったという趣き。ボールタッチ一つとっても一人一人の技術の差が大きすぎる。開幕か…

『デス・ルーム』(2006)

デス・ルーム スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2009/04/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (9件) を見るモンテ・ヘルマン、ジョー・ダンテ、他によるオムニバス作品。オムニバス…

『CHINA 9 LIBERTY 37』(モンテ・ヘルマン/1978)

China 9 Liberty 37 [DVD] [Import]出版社/メーカー: Trinity Home Ent発売日: 2007/03/06メディア: DVD購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る輸入DVDでモンテ・ヘルマン『CHINA 9 LIBERTY 37』。ウォーレン・オーツとかサム・ペキン…

Gaslamp Killer

KAMAAL THE ABSTRACTアーティスト: Q-TIP出版社/メーカー: ZOMBA発売日: 2009/11/09メディア: CD購入: 6人 クリック: 122回この商品を含むブログ (14件) を見るQ-TipのKamaal The Abstract名義のアルバムがついに発売される。8年前にリリースを予定、業界内…

『愛と欲望の毛皮』(ダリオ・アルジェント/2006)

13 thirteen 「愛と欲望の毛皮」 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2008/02/13メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る『サスペリア・テルザ』は個人的には問題作というか、はて、これは一体どう感じたらいいの?…

『グッバイ・ベイビー』(ジョン・カーペンター/2006)

2010年以降、新作が続々と待機しているジョン・カーペンターのTV作品。あの美しい『世界の終り』に続く『グッバイ・ベイビー』。これを見てしまうと、かなり奇怪な形で健闘しているトビー・フーパーの『災厄の街』や、ジョー・ダンテらしいオチに思わ…

『無謀な瞬間』(マックス・オフュルス/1949)

ラナ・ゴゴベリーゼの『転回』も見たかったけど最後まで見たらオフュルスに間に合わないことが発覚しシネマヴェーラの最終回へ。オフュルスのハリウッド作品。これが凄かった!ジョーン・ベネットの徒歩シーンを余さず撮り(二階へ上がる階段と通路が印象的…

『エレジー』(アレクサンドル・ソクーロフ/1986)

ソクーロフも音響が面白い人だね。亡命したオペラ歌手シャリャーピンはじめ、出てくるすべての顔が素晴らしいのだけど、とりわけ元ミスロシアの女性の顔の影と、囲んだテーブルの前で秒針が動いてる間は誰一人微動だにせず、音楽が流れ始めると動き出す、と…

『ピロスマニのアラベスク』(セルゲイ・パラジャーノフ/1986)

アテネフランセにてパラジャーノフの短編。このような真の傑作に出会うことがどれほど幸福な体験か説明するのは難しい。尋常ならざる傑作であると言ったところで作品と言葉の距離は一向に縮まることがない。作品が現実世界を脅かす。それほどまでに打ちのめ…

『災厄の街』(トビー・フーパー/2006)

「マスターズ・オブ・ホラー2」より。これは素晴らしいですよ。呪われし家族の因果な系図。車のドアに釘付けにされた父親がグルングルンに回転して内臓剥き出しで破裂するシーンからしてかなり衝撃的。というかヤバイ。この作品の人の死に方はどれも凄まじ…

『ノイズ』(ブラッド・アンダーソン/2006)

13 thirteen 「ノイズ」 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2008/02/13メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る「マスターズ・オブ・ホラー2」より。生活の「ノイズ」を過敏な大きさで感じてしまう己の耳。途中ま…

『時をかける少女』(細田守/2006)

時をかける少女 通常版 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/04/20メディア: DVD購入: 8人 クリック: 289回この商品を含むブログ (995件) を見る先日TV放映されたものを。私たちは何故こう反復を愛してしまうのだろう。少女が駆け抜…

『トワイライトゾーン/超次元の体験』(1983)

トワイライトゾーン/超次元の体験 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2008/03/07メディア: DVD クリック: 61回この商品を含むブログ (8件) を見る現在の自分の視点ではジョー・ダンテ篇が圧倒的に面白かった。謎の館で少年が超能力を発…

『メイフィールドの怪人たち』(ジョー・ダンテ/1989)

メイフィールドの怪人たち(ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン発売日: 2007/10/11メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見るこの大の大人が繰り広げるご近…

『ハリウッド・ブルバード』(ジョー・ダンテ、アラン・アーカッシュ/1976)

ハリウッド・ブルバード [DVD]出版社/メーカー: クリエイティブアクザ発売日: 2001/05/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見るジョー・ダンテ特集。長編処女作、これは問答無用の傑作。”HOLLYWOOD”サインの山から夢の街を…

『亡き妻の肖像・・・魂が棲む画』(クリント・イーストウッド/1985)

世にも不思議なアメージング・ストーリー 1stシーズン DVD-BOX出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン発売日: 2008/12/19メディア: DVD購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るイーストウッド作品が収められているという…

『マチネー/土曜の午後はキッスで始まる』(ジョー・ダンテ/1993)

マチネー/土曜の午後はキッスで始まる [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2002/02/22メディア: DVD クリック: 28回この商品を含むブログ (8件) を見る今までのことやこれからの不幸を承知したうえで子供のために出頭、帰ってくるなら、それでいい…

エスパニョール ― リバプール 3−0

中村俊輔の移籍にともないWOWOWと契約しました。スカパーに月7000円以上払うのもキツイですがやっぱプレミア、リーガ、CL、はガチで見たいもんね。1アシスト(&幻のアシスト)で幸先上々です。親善試合とはいえ、俊輔が理想のチームへ移籍したのだと…

Electricity In Our Homes

ゼイル・ライク・ザット・ウォント・ゼイ(紙ジャケット仕様)アーティスト: エレクトリシティ・イン・アワ・ホームス出版社/メーカー: インディーズ・メーカー発売日: 2009/05/27メディア: CD クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る尖がりまくった…

『ラブ・パレード』(エルンスト・ルビッチ/1929)

ラヴ・パレード [DVD]出版社/メーカー: ジュネス企画発売日: 2008/06/25メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見るモーリス・シュヴァリエ(モテ公爵)とジャネット・マクドナルド(女王陛下)の夕食が、お付きの人々による野次馬的実況…

『アルプス颪』(エリッヒ・フォン・シュトロハイム/1919)

シネマヴェーラにて2本。シュトロハイムの初監督作品。サイレント。恐るべきダイナミックな岩肌での撮影と、暗闇の部屋から只ならぬ雰囲気で現れる指の形(悪魔による運命の絶対的な指令のようであり、銃の型でもある)が恐ろしい。

『長い見送り』(キラ・ムラートワ/1971)

アテネフランセにて。ウクライナの女性監督キラ・ムラートワ。『調律師』、『ダミー』と続けて念願の『長い見送り』。これは見てよかった。花の咲いた鉢を持ち歩く数名、「女性は迷宮を彷徨う」の台詞の通り、早速、此処が何処なのか判然としない空間に映画…