『災厄の街』(トビー・フーパー/2006)

「マスターズ・オブ・ホラー2」より。これは素晴らしいですよ。呪われし家族の因果な系図。車のドアに釘付けにされた父親がグルングルンに回転して内臓剥き出しで破裂するシーンからしてかなり衝撃的。というかヤバイ。この作品の人の死に方はどれも凄まじい。アイディアが豊富だし、気合いが入ってる。しかも砂塵の吹く線路を歩くタイトルバックの入り方からして最良のアメリカ映画を感じさせてくれるのだなー。告解のシーンにおける神父との闇で染まったやり取りなんて最高です。告解を聞いた神父はブッ飛びの行動に出る。残された親子に再度、強烈な因果の法則が襲い掛かるところで映画は劇的に幕を閉じる。不穏な嵐が凄い!