2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年ベスト 50枚 〜音楽編〜

1.Janelle Monae 『The Electric Lady』Janelle Monae - The Electric Ladyアーティスト: Janelle Monaeメディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る今年の一枚を選ぶとしたらこのアルバムだった。聴き込めば聴き込むほど味わいが増していくアルバム。ロ…

{映画}『ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム』(アルノー&ジャン=マリー・ラリユー)

東京国際映画祭で上映されたラリユー兄弟の新作『ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム』は、まず冒頭のマチュー・アマルリックが運転する車のヘッドライトに照らされた山肌の色合いが、これまで山をユーモラスに撮ることに執着してきたラリユー兄弟の山肌と…

『ホーリー・モーターズ』(レオス・カラックス/2012)

100年前に壊れたはずのオルゴールが突如メロディーを奏で始めたかのような、恐怖と驚きと、何より望みが託された映画。レオス・カラックスの待望の新作は、彼の作品がいつもそうであったように、再度、映画と対峙する「動機」を冒頭の画面に示す。リュミ…

『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(ショーン・ダーキン/2011)

ショーン・ダーキンの処女長編『マーサ、あるいはマーシー・メイ』は、ただ其処に在ることの恐怖と不安を心理的な背景の説明を省いた、宙吊りのサスペンスとして描いている。この恐るべきデビュー作の設計において、ショーン・ダーキンの”説明不足”が、入念…

『ムーンライズ・キングダム』(ウェス・アンダーソン/2012)

ウェス・アンダーソンの新作は、何かを正そうとしたり、何かを変えようと主張する作品ではなく、登場人物のパーソナルな歴史が抱えてしまった悲しみを、それぞれが受け入れること、尊重すること、さらに調和させることへ向けて、映画設計の美学的な重きが置…

レオス・カラックス@ユーロスペース

『ホーリー・モーターズ』先行上映+レオス・カラックス登壇@ユーロスペースに行ってきました。朝7時半から並んだのもよい思い出です。大変なことになりましたが、テンションあがったね。『ポンヌフの恋人』のときは二晩前から並ぶ人がいた、というエピソー…

『Adieu au Langage』 et 『Holy Motors』

まずはアンディ・ウォーホルによるデニス・ホッパーと、デニス・ホッパーによるアンディ・ウォーホルを二枚並べた、架空の切返しの図から。 ジャン=リュック・ゴダールが3Dに挑む現在撮影中の新作『Adieu au langage』から新たなスチールが3枚アップされ…

ジャン=マリー・ストローブ 80th Birthday

まずは『ネットワーク』(シドニー・ルメット)でアカデミー主演女優賞を受賞した翌朝のフェイ・ダナウェイ。ビバリーヒルズの自宅にて。撮影はテリー・オニール。カッコいいわー。 次に先日1月8日に80歳の誕生日を迎えたジャン=マリー・ストローブに寄…

ミゲル・ゴメス インタビュー

まずは変顔に興じるエル・ファニングの写真から。撮影はユー・ツァイ氏。せっかくなので別のカッコいい写真も載せておきましょう。 こちらは新作『熱波(原題/Tabu)』の日本公開も決まっているミゲル・ゴメスのインタビューから、いくつか発言を抜粋。語り…

イザベル・ユペール&アッバス・キアロスタミ対談

この対談はキアロスタミがユペールとの出会いを語るところから始まります。キアロスタミはイランの若い映画作家2人を連れてカンヌで『レースを編む女』(クロード・ゴレッタ)を見たんだとか。映画を見た後、何も話せなくなったそうです。「イザベルの顔が…

ジャン=アンリ・ロジェ

今回はバスター・キートンに扮したデヴィッド・ボウイから。デヴィッド・ボウイといえば、ベルナルド・ベルトルッチの新作にイタリア語バージョンで「スペース・オディティ」が使われていたのだけど、はて、ベルトルッチの新作はどこの年間ベストリストにも…

レオス・カラックス インタビュー

改めまして明けましておめでとうございます。ためしに不定期デイリーを始めることにしました。新旧問わず、集めた情報をどこか簡単にまとめることはできないかな?と思い。とはいえ情報系のブログにする気はまったくないのですが、自分用のメモとしては後々…

2012年ベストシネマ

年が明けてからこの記事を読む方に、新年明けましてオメデトウゴザイマス。まだ大晦日だよ、という方には、よい新年が迎えられますように。と一年の終わりと始まりのご挨拶。さて恒例の年間ベスト。2012年は新作公開作品と特集上映が質・量共に、近年に…