2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ローラーガールズ・ダイアリー』(ドリュー・バリモア/2009)

第4回爆音映画祭にて『ローラーガールズ・ダイアリー』。劇場に入ると早速ラモーンズのアルバムがかかってて、この日を楽しみにしてきた身としては、いきなり感極まるわけだけど、この日最高だったのは、多幸感に泣きっ面で劇場を出ると、2人組みのキュー…

「クロード・シャブロル特集 映画監督とその亡霊たち」

すでに3日目を迎え、劇場は大盛況なようですが、フランス映画祭2011にて「クロード・シャブロル特集 映画監督とその亡霊たち」(ユーロスペース〜日仏学院)が開催されています。と、せっかくなので今回の特集で上映される作品の中から5本ほどピックア…

『Chantrapas』(オタール・イオセリアーニ/2010)

フランス映画祭2011にてオタール・イオセリアーニ最新作。椅子に座った男2女1が三角形の「型」をつくり、互いの手と手を合わせるタッチを繰り出す冒頭から、イオセリアーニが振るう、ときに美しく、ときにくだらない「型」の連続に涙腺が緩む。汽車に…

『美しき棘』(レベッカ・ズロトヴスキ/2010)

フランス映画祭2011にてレベッカ・ズロトヴスキの処女長編。ミア・ハンセン=ラブやカテル・キレヴェレと共にフレンチ・フィメール・ニューウェイヴと括られて紹介されることもある、この若手女性監督のデビュー作は、レア・セイドゥという、ふと、まな…

『ポンヌフの恋人』(レオス・カラックス/1991)

キネカ大森にて『ポンヌフの恋人』と『トスカーナの贋作』という凄まじい二本立て。レオス・カラックスが新作『Holly Motors』の撮影に入るこのタイミングで本作をスクリーンで再見できたことが嬉しい。どこか聖地に赴くような心持ちで劇場に向かったよ。久…

『Petit Tailleur』(ルイ・ガレル/2010)

輸入DVDでルイ・ガレル監督作品。「小さな仕立て屋」と名付けられたこの中篇(44分)は、フィリップ・ガレルを父に、ジャン=ピエール・レオを名付け親に持つこの俳優の、直に撮影現場で培ってきたであろう体験が、ヌーヴェルヴァーグの嫡子を証明する…

『レースを編む女』(クロード・ゴレッタ/1977)

イザベル・ユペールに関するTVドキュメンタリー『Isabelle Huppert: tous les regards du monde』を見たら、案の定、女優ユペールが見たくなった。『ヴィオレット・ノジエール』(クロード・シャブロル)に先立つ1977年に、アラン・タネールやミシェル…

DCPRG@恵比寿リキッドルーム

From No NewYork!先日、アート・リンゼイをゲストに迎えた新生DCPRGのライブに行ってきた。復活後のDCPRGのライブは合わせて3度目。毎回微妙に演奏の質が違う気がする。復活第1弾ライブ@野音はDCPRGシンジゲート、アメリカン・クラーヴェのリッチー・フ…

『El Cine Soy Yo』(Luis Armando Roche/1977)

間が空いてしまったけどジュリエット・ベルト特集その8。ジュリエット・ベルトはグラウベル・ローシャとの傑作『Claro』(1975)のあと、再び南米の映画作家と組んでいる。このルイ・アルマン・ロシェ(注*読み方が間違ってるかもしれません)というベ…