2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『黄色い家の記憶』(ジョアン・セザール・モンテイロ/1989)

輸入DVDでジョアン・セザール・モンテイロ『黄色い家の記憶』。マノエル・デ・オリヴェイラと共に現代映画を牽引する/した(モンテイロは2003年に没)神話的且つマージナルな映画作家として知られるジョアン・セザール・モンテイロ。ポルトガル映画…

『モッズ』(セルジュ・ボゾン/2002)

こちらも日仏学院で一度上映された作品。60分の中篇です。この作品についてはいたずらダラダラ語るよりもYoutube動画を見てもらったほうが早い。フランスからDVDを取り寄せようと決心させたのもこの脱臼的且つ刺激的なダンスを目撃したからだった。「珍…

『フランス』(セルジュ・ボゾン/2007)

審査委員長イザベル・ユペールとミヒャエル・ハネケ(『白いリボン』)が長い抱擁を交わすカンヌ国際映画祭授賞式の様子を生中継で見ながら、去年のローラン・カンテ(『The Class』)のような子供たちが一斉に壇上に上がって無邪気に喜びを分かち合うお祭り…

『夏時間の庭』(オリヴィエ・アサイヤス/2008)

銀座テアトルシネマにて。いくら水曜千円とはいえ、全回満員御礼は素晴らしい客入りではないだろうか。予定してた時間がソールドアウトで神保町でフラフラ時間を潰しつつ19時の回で見ました。そしてこれが期待を遥かに超える素晴らしい作品、拍手を送りた…

『いつか会える』(ブノワ・ジャコー/2004)

M−onをつけていたらクラムボン「Re−アホイ!」(long version)のPVが流れていて丹念に研ぎ澄まされた音の粒の拡散ぶりに感動してしまった。スタジオでの撮影によるシンプルなPVにも好感。さすがだねぇ、アルバムに期待。毎年恒例の野音ライブ、行…

『8月の終わり、9月の初め』(オリヴィエ・アサイヤス/1998)

マチュー・アマルリック、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ジャンヌ・バリバール、フランソワ・クルーゼ、ナタリー・リシャール、ミア・ハンセン=ラブとオースターキャストによる散文的な青春劇にして、物語以後ではなく物語以前、「物語とは何か?」を繰り返…

『感傷的な運命』(オリヴィエ・アサイヤス/2000)

日仏学院、オリヴィエ・アサイヤス特集にて2本。両作とも日本語字幕付。『8月の終わり、9月の初め』では通路に座布団席まで出る盛況ぶり。明日より新作『夏時間の庭』が銀座テアトルシネマにて公開されます。おぉぉ、アサイヤス、凄い人気だねー。 『感傷…

『SOCIALISME』(ジャン=リュック・ゴダール)

ゴダールの新作、抜粋集が公開。ファンタスティック!です。コドモの動き!

『南へ向かう女たち』(ローラン・カンテ/2005)

第62回カンヌ国際映画祭開幕!ということで昨年のパルムドール『The Class』(日本公開は来年ですか!?このタイムラグって何故なのさ???)を撮ったローラン・カンテ2005年の作品。シネフィルイマジカ録画、HDに録りためていたものを。70年代の…

『ペンチャー・ワゴン』(ジョシュア・ローガン/1969)

VHSでリー・マーヴィン&イーストウッド&ジーン・セバーグ共演のミュージカル西部劇。ジョシュア・ローガンの最後の劇場映画。常に泥酔状態で果敢なアクションをポーカーフェイスのまま難なくこなすリー・マーヴィンに尽きる。リー・マーヴィンとイース…

『WALL・E』(アンドリュー・スタントン/2008)

ウォーリー [DVD]出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント発売日: 2009/04/22メディア: DVD購入: 6人 クリック: 76回この商品を含むブログ (172件) を見るDVDで。昨年劇場で見逃したもの中から最も後悔している作品を挙げる…

「帰れない二人」

フィッシュマンズ(佐藤伸治)に「帰れない二人」(井上陽水+忌野清志郎)をカヴァーしてもらいたかったなぁと思う昨今です。ピッタリくると思うのですが。佐藤伸治は生前、「トランジスタラジオ」をカヴァーしたいとスタジオボイス誌上で語っていました。

『レイチェルの結婚』(ジョナサン・デミ/2008)

渋谷ル・シネマにてジョナサン・デミ新作。海外評は軒並み高かった本作、公開2週間経ってもあんまり評判聞かないなぁと不安に思っていたのだけど、これが実に素晴らしい作品だった!大好きですね。もっともっと話題になっていい作品だと思うのですが、、。…