雑記

「母親の鼻歌まじりの子守唄は、その時のその子にだけ届いているのではない。」

震災以後、音楽は聞けるのに映画は全然見れなかった。イーストウッドの『ヒアアフター』DVD売り上げによる義援金の話を聞いても、正直映画にできることってこういうことなのかな?と疑念ばかりに囚われていた(それとは別に、「運命論」を語りたがる知識…

地震について

被災された方が一人でも多く元の生活に戻れるよう祈ります。私自身は仕事先のビル周りの道路が陥没してしまって倒壊のおそれがあるため現在立ち入り禁止になっていて、復旧工事が終わるまで休職を余儀なくされています。店長からは床が抜けたと連絡を受けま…

Twitter退会のお知らせ

ちょっといろいろと考えるところがあって唐突ですがツイッターを退会しました。一応ツイッター上で挨拶はさせていただいたのですが、書き込みの10分後にはアカウントを削除してしまったので(笑)、読んだ方は少ないと思われます。なのでこの場を借りてご…

ミラーボールの神様

この退屈な国には もうお金がないわ 資本主義はきっと 恋愛よりも難しいのね ジュテーム、ジュテーム、ジュテーム、ジュテーム でもお金がないの (「ジャンニ・ヴェルサーチ暗殺」) なんとなく音楽を取り巻いている状況に合ってる言葉だと思ったので。もっ…

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」

岡崎京子に強い思い入れがあるすべての人と同じように私にとっても岡崎さんは「著作をすべて読んでます」では済まされない存在です。だから昨日の小沢健二のライブの報告に胸がいっぱいになって泣いたあげく言葉を失くしました。岡崎さんのある意味で止まっ…

WEB上の映画

もはやどんな稀少な映画がYoutubeその他にアップされていようと驚かなくなってしまったこの頃ですが、個人的には『公共問題』(ロベール・ブレッソン)をYoutubeで見てしまったことの後悔から、WEB上で映画を見ることをかなり前にやめてしまった。短編なら「…

マイケルのダンス

『THIS IS IT』最終日入場叶わず。もしかすると『THIS IS IT』の、というより、この作品におけるマイケルのダンスの凄まじさを最も正確に語れるのは現役のダンサーたちかもしれない。これは某掲示板でどなたかが書かれていたことですが「マイケルは決して派…

ゴダール『Socialism』のポスター

・『Socialism』のポスターが発表された模様。先日までweb上に公開日(1月10日)まで具体的に書いてあったのだけど、どうなったのだろう。パティ・スミスが出てるんだよね。楽しみだな。以下、スペースが余ったので雑記。 ・『アンチクライスト』(トリア…

『夜に彷徨い歩く映画』(イルコモンズ氏編集)

18日の日仏学院「ギー・ドゥボール特集」に行く人も、仕事で行けないという人(私)もこれは見ておいた方がよいよ。イルコモンズさん編集の『われわれは夜に彷徨い歩こう、そしてすべてが火に焼き尽くされんことを』予告編。日本語字幕付き(!)。ああぁ…

川上未映子×菊地成孔@Hakuju Hall

今週末から公開の『パンドラの匣』(富永昌敬)が楽しみな(テアトル新宿での初日舞台挨拶は残念ながら行けないのですが)川上未映子さんが菊地成孔氏のイベント「NIGHT DIALOGUE WITH」の初回ゲストということでHakuju Hallまで行ってきました。ここHakuju…

東京国際映画祭&NYフィルムフェスティヴァル

昼過ぎに「チケットぴあ」に行ったらスコリモは既に全てソールドアウト(追記*ローソンチケットにはありました!思い出したのだけど去年も<予定枚数終了>から何故か復活してたケースがあったので要注意)、で結局、リヴェット、スレイマン、キアロスタミ…

『SOCIALISME』(ジャン=リュック・ゴダール)

ゴダールの新作、抜粋集が公開。ファンタスティック!です。コドモの動き!

サヨナラだけど最後じゃない(相対性理論)

ここ一週間、映画も見ずブログも更新せず、ひたすらPremiereをいじっくって、長期に渡り頓挫していた、というよりもポシャリかけていた、さらにいえば自分でも「あの映画って、ポシャッたのかなぁ?」とさえ思ってた作品を仕上げていました。この作品は4年…

恵比寿映像祭

これを書いてる時点で終了しているのですが、先日現代写真美術館で開催されている恵比寿映像祭に行ってきました。ウォーホールの『スクリーンテスト』と宇川直宏氏の展示に持っていかれました。スーザン・ソンタグ、ニキ・ド・サンファル(キレイ!)、デニ…

猫の日2009

スコリモ上映会には行けず、イーストウッドはできるだけ早く見たい。今週中には。という感じなのですが、本日帰宅するとスペインより素晴らしいDVD−BOX数種が届いていました。嬉しいッ!それについてはまた後日ゆっくりと。 さてさて、今日は猫の日。…

BRAINZ『超現代映画論』

佐々木敦塾長BRAINZ、赤坂大輔氏の講義に乗り込んできました。記憶だけを頼りに以下、参考上映(抜粋)の作品群。すごいラインナップでしょ? ・マノエル・デ・オリヴェイラ『画家と町』 ・アントニオ・レイス『Jaime』 ・ジャン=リュック・ゴダ…

メルドVSコルドリエ博士

http://www.jonathanrosenbaum.com/?p=14979 ジョナサン・ローゼンバウムが『メルド』(レオス・カラックス)について触れている。なんでも蓮實重彦氏の2008年ベスト10リストの中に『メルド』が入っている(Film Comment最新号。未読です)という導入…

Juliette Binoche retrospective

日仏では「エリック・ロメール、あるいはシナリオの問題」に続いて、「フランス映画祭2009」の一環として「ジュリエット・ビノシュ レトロスペクティブ」が開催されるらしい。生ビノシュに会いに行こう!(日仏に来るかは分かりませんが)できれば早めに…

オルレアンの少女/合唱

パンドラの匣 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1973/11/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 43回この商品を含むブログ (121件) を見る監督 富永昌敬 主演 川上未映子 音楽 菊地成孔 原作 太宰治 http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd…

今日の名言

「坊ちゃん黙りな。一番黒いのは吉幾三だ。憶えとけ。」(菊地成孔) 息抜きに吉幾三のマッシュアップをYoutubeで聴く。ケミカルブラザーズとかMCハマーとかとマリアージュがよろしいね。JBvs幾三はいかにもな組み合わせでJBの音楽自体が既に素晴らし…

シャルナス・バルタス

シャルナス・バルタスの『The Corridor』がDVD化された模様(オランダ盤)。 http://www.amazon.com/Corridor-Korridor-Koridorius-NON-USA-FORMAT/dp/B001ECG0DY/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1226929965&sr=1-2 シャルナス・バルタス、WHO?という…

Budd Boetticher Box

Budd Boetticher Box Set [DVD] [Import]出版社/メーカー: Sony Pictures発売日: 2008/11/04メディア: DVD購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る・バッド・ベティカーBOX届く。5枚組、奇跡の作品集!今月はあとジャック・ロジェB…

直輸入

海の向こうではジャック・ドゥミDVD−BOXで盛り上がってるようですね(例*カイエ)、、。 ところで昨日我が家に届いたDVDはこれ。ポーランドから直輸入。素晴らしすぎるでしょ?『Rysopsis(人相書き)』『Walkower(不戦勝)』『Bariera(バリエラ…

映画祭の季節

・いよいよ明日から東京国際映画祭ということで、なんと蓮實先生からSome Came Runningさんのところに檄文メールが届いたというスゴイ内容が以下に。20日と22日に上映予定のホセ・ルイス・ゲリン『シルビアのいる街で』。ビクトル・エリセ大プッシュなん…

Guillaume Depardieu

some of them are oldさんのブログでギョーム・ドパルデューが亡くなったと知る。やりきれない。すごく悲しい。友人から彼がバイク事故で片足を失ったと伝え聞いたとき、『ポーラX』で足を引きずるピエールの姿と重なってしまい、すごく嫌な気分になったの…

トウキョウソナタショック

『トウキョウソナタ』という映画は「傑作です!はい次ッ」とはいかない作品で、3日経った今も様々な感慨が増していくばかり、感動すると同時にもの凄く落ち込んだり、いやいや勇気を持って生きなければならないのだ。と心に誓ったり。『トウキョウソナタ』…

潮風が呼んでいるよ

『トウキョウソナタ』を初日(明日)に見れる人が羨ましいッ。そんなわけで今日は小泉今日子+小沢健二のCMで。これ音源化されてないけどとってもいい曲なんです。気づいたらたまに鼻歌で口ずさんでたり。ちなみにもう一人はスカパラのNARGOさん。

スコリモフスキー、ジャック・ロジェ

・『トウキョウソナタ』。ドビュッシーの「月の光」と入れ替わりで流れる音楽がカッコいいなと思ってたらハシモトカズマサでした。なるほど。『アカルイミライ』のパシフィック231並に素敵だ。いよいよ来週末から。その前に『アキレスと亀』(北野武)を…

Nobody issue.28

黒沢清『トウキョウソナタ』が表紙。アメリカ映画が盛り沢山。松井宏さんのスタローンに関する論考が楽しかったです。しかし『ミスト』も『ハプニング』も見逃してしまっている、、。『PASSION』(濱口竜介)も是非見たいです。

「これからはゴダールをやる」

『コッポラの胡蝶の夢』、ホント楽しみだね。今週末より公開。そしてこの本。 http://www.kochou-movie.jp/ フランシス・F・コッポラ ~Francis Ford Coppola & His World作者: 小出幸子出版社/メーカー: エスクアイア マガジン ジャパン発売日: 2008/08/30メ…