2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『NEO CLASSICS 2』クボタタケシ

クボタタケシMIX CD“NEO CLASSICS2”アーティスト: クボタタケシ,Quarteto Magritte,Chelo,Tuff Love,Sly & Robbie(O.D.)Feat.Dean Fraser,J.U.F.,Carmen Rivero Y Su Conjunto,The Taxi Gang Feat.Dean,Sly & Robbie O.D. Feat.Chico & Lenky,Boozoo Bajou,T…

『ザ・シャウト さまよえる幻響』(イエジー・スコリモフスキー/1978)

ザ・シャウト さまよえる幻響 [DVD]出版社/メーカー: エプコット発売日: 2003/11/28メディア: DVD購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (10件) を見る魂を4つに割られた魔術師クロスリー。過去と現在の時制が交錯し合うというより、そもそもの中心…

『わが秘められた生涯』『映画、わが自由の幻想』(サルバドール・ダリ/ルイス・ブニュエル)

映画、わが自由の幻想作者: ルイス・ブニュエル,矢島翠出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1984/07メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見るそれぞれ単体で読んでも異形な過激さと面白さを兼ね備えているのだけど合わせて読むと面白…

『Torrents of Spring』(イエジー・スコリモフスキー/1989)

輸入DVDで。ティモシー・ハットンとナスターシャ・キンスキー出演。歴史モノ。なのだけどちょっと遥かにレベルが違った。冒頭の水上に浮かぶ馬車を捉えた美しすぎるショットから吹っ飛ばされる。恋人たちの間に吹く風が吹きっ放しでそのまま一時停止してしま…

『ハンガー』(スティーブ・マックィーン/2008)

評判の高い『クスクス粒の秘密』(アブデラティフ・ケシッシュ)の当日券を見逃す。残念無念。で、カンヌでカメラドール(新人賞)を獲ったという『ハンガー』。人糞で塗り固められた牢獄の壁面がとてもそれとは思えない綺麗な模様を作り出しているのがまず…

『アンナと過ごした4日間』(イエジー・スコリモフスキー/2008)

一日に現代映画の凄まじい作品を2本見てしまうと心身に打撃を与えすぎてしまうだろうことは予想してた。いくら休日がとれたとはいえ、これでキム・ギヨンまで押さえてたら絶対にモタないなと判断し、スコリモフスキーの新作の為に気力体力を温存する。で、…

『シルビアのいる街で』(ホセ・ルイス・ゲリン/2007)

スバラシイ!!!!!この余韻と驚きは当分の間消えそうにありません。あんまりに素敵な作品だったので速報で。今夜はスコリモフスキーの登場ですよ。 <続き> シルビアのいる街、ベッドの上、何かの深い追憶にふけるような空想にふけるような過剰に澄んだ…

映画祭の季節

・いよいよ明日から東京国際映画祭ということで、なんと蓮實先生からSome Came Runningさんのところに檄文メールが届いたというスゴイ内容が以下に。20日と22日に上映予定のホセ・ルイス・ゲリン『シルビアのいる街で』。ビクトル・エリセ大プッシュなん…

シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たち

『イントゥ・ザ・ワイルド』を見に行ったら劇場にデジタルリマスター版『シェルブールの雨傘&ロシュフォールの恋人たち』のチラシが!一昨年あたりから噂は聞いてましたが、ついに来年お正月第2弾として公開される模様です。それに関連したイベント「ジャ…

『ポーラX』『メイキング・オブ・ポーラX』(レオス・カラックス/1999)

ポーラX [DVD]作者: ギョーム・ドパルデュー出版社/メーカー: ショウゲート発売日: 2007/05/25メディア: DVD クリック: 33回この商品を含むブログ (29件) を見る作品を見ることでギョーム・ドパルデューを追悼する。 ――この世の箍(たが)が外れた 何の悪意か…

Guillaume Depardieu

some of them are oldさんのブログでギョーム・ドパルデューが亡くなったと知る。やりきれない。すごく悲しい。友人から彼がバイク事故で片足を失ったと伝え聞いたとき、『ポーラX』で足を引きずるピエールの姿と重なってしまい、すごく嫌な気分になったの…

『ホフマン物語』(マイケル・パウエル,エメリック・プレスバーガー/1951)

ホフマン物語 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2003/09/20メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る恥ずかしながら初見。よくこんなの撮るよねーと、狂ってるとしか思えない凄まじい美術。オリンピアの操り人形もアントニ…

『血を吸うカメラ』(マイケル・パウエル/1960)

家でパウエル=プレスバーガーの傑作を2本。カメラで女性を撮るという行為が恐怖と官能を同時に誘発し、極めて肉感的な恍惚/昇天現象に到るという、ある意味バタイユ的な。殺人の恐怖に怯える女性の顔、その決定的瞬間(殺された女性は恐怖により変形された…

『ステージドア・キャンティーン』(フランク・ボーゼージ/1943)

[rakuten:guruguru2:10076115:detail] 引き続きフランク・ボーゼージ。DVDで。日本でソフト化されてるのはここまで。ドイツと日本憎しな内容なので、ここ日本でソフト化するに当たり問題があるところはいろいろとカットされている模様。なので完全版より…

菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール@歌舞伎町クラブハイツ

ペペのリサイタル、マチネー(17時からの公演)で。ペペ単独のライブは実は初でドレスコードはないものの、暗黙の了解としてオシャレは必須なわけで、というかこういう時にオシャレしないと全然楽しくないじゃないか?という感じなので、筋金入りのオシャ…

『第七天国』(フランク・ボーゼージ/1927)

VHSでフランク・ボーゼージ。サイレント作品です。昨日の「あんなに低いところに星」と繋がっってしまった。だって「オレは下水道で働いてるけど住まいは星に近いのさ」なんてとことん泣ける台詞じゃないですか。ずーーーッと2人で階段を登っていって(…

『マダム・エドワルダ』(ジョルジュ・バタイユ)

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)作者: バタイユ,中条省平出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 58回この商品を含むブログ (108件) を見る明日の菊地成孔氏のペペライブ@歌舞伎町クラブハイツに備…

『トウキョウソナタ』(黒沢清/2008)

『トウキョウソナタ』の次に見る映画は『トウキョウソナタ』しかありえない、という感じになってしまい、早速恵比寿ガーデンシネマにて2度目。 冒頭の嵐、小泉今日子は一旦窓を閉めて部屋に入ってきた雨を拭きとり、しかしまた窓を開けてしまうのだね。ここ…

トウキョウソナタショック

『トウキョウソナタ』という映画は「傑作です!はい次ッ」とはいかない作品で、3日経った今も様々な感慨が増していくばかり、感動すると同時にもの凄く落ち込んだり、いやいや勇気を持って生きなければならないのだ。と心に誓ったり。『トウキョウソナタ』…