『ザ・シャウト さまよえる幻響』(イエジー・スコリモフスキー/1978)
- 出版社/メーカー: エプコット
- 発売日: 2003/11/28
- メディア: DVD
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アラン・ベイツ(クロスリー)とスザンナ・ヨークの後頭部を過度に主軸にした幻惑的な切り返し(怪奇なオーバーラップも込み)。この切り返し以降、スザンナ・ヨークはクロスリーの魔術に陥ることで”我慢ができなくなる”。そしてこの二人のベッドシーンのなんと戦慄が走ることか。精神病院の広場で行なわれるクリケット。ここにジョン・ハート(スザンナの夫)が現れるのは、つまり彼も狂ってしまったということだろうか、、。もうぐるんぐるんな映画ですね。クリケットのスコアボックスをみんなで手押しで移動させる大団円も凄まじすぎた。もちろんラストの食堂(食堂に○○ですよ!)も。大傑作。
原作のロバート・グレイヴス『叫び』も読んでみたい。由良君美編『現代イギリス幻想小説』に入ってるらしいです。ちょっと調べたら入手困難ぽいですが。
さてさて今日は素晴らしいDVD−BOXが家に届きまして、果たしてこれを見てしまっていいものだろうか?!とパッケージを見る度に緊張してしまうのですが、その話はまた後日!