2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『UNLOVED』(万田邦敏/02’)

すごい映画だね。仲村トオルって素晴らしい。撮影も素晴らしい。繰り返される台詞の差異も素晴らしい。台詞は「低く、強く、死ぬ気で」(増村保造曰く)ですかー。圧巻。Nobody最新号もゲット。

『嵐が丘』(ジャック・リヴェット/85’)

ソフト化されているせいか、これだけ整理番号が異様に早かったのだけど、ホント素晴らしい作品。少女映画の傑作じゃないでしょーか。直情的、情熱的なヒロイン=ファビエンヌ・バーブの所作から全く目が離せない。時折見せる開放的な姿態もエロチックだし。…

『ノロワ』(ジャック・リヴェット/76’)

これはよく分からなかったけど面白かった。難解というわけではなくて遊戯の繰り返しが新たな時間を生むリヴェットらしさ全快というか、最初から最後までそれだけの積み重ねで出来てるような作品。ここでも劇伴の演奏陣がミュゼットを奏でたり純邦楽を奏でた…

『デュエル』(ジャック・リヴェット/76’)

冒頭のバク転でもっていかれる。ジュリエット・ベルトとビュル・オジエ他またしても出てくる女優たちが、みな半端なく美しいこの作品には至るところでピアノの伴奏者が映りこんでいる。女優たちが演技するその場で即興的に劇伴をつけたかのような白髪のお爺…

月の女、太陽の女

本日は朝から映画漬け。

『入門・現代ハリウッド映画講義』(藤井仁子 編)

併せて読むと余計に面白い。藤井さんの講義受けたかった。

『ダイハード4.0』(レン・ワイズマン/07’)

ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組) [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2007/11/07メディア: DVD購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (170件) を見るなんとなく…

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(ウォン・カーウェイ/07’)

あちゃー『恋する惑星』の頃に戻っちゃったよー。と冒頭の数十分を見て落ち込むも、レイチェル・ワイズがただならぬ雰囲気で登場(毎度のことだけど、こういうところにウォン・カーウェイは賭けているのだろね)とか、ノラ・ジョーンズとナタリー・ポートマ…

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

パステルしんさん

イカ銀行より。やっぱミルクちゃんはいいな。未だに何度も見直してる。

アストル・ピアソラ『ニューヨークのアストル・ピアソラ』

キップ・ハンラハンとピアソラの仕事は問答無用に最高なのだけど、この初期キンテート(五重奏団)による作品はそれに匹敵、というかそれ以上に好きかもしれない。ヴァイオリンの音がキレキレでちょっとどうかしてるくらい官能的なんです!聴いた者の胸に傷…

『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウェイ/97’)

ブエノスアイレス [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 1999/11/26メディア: DVD購入: 3人 クリック: 77回この商品を含むブログ (101件) を見る『マイ・ブルーベリー・ナイツ』に備えて未見だった『ブエノスアイレス』を見る。マヌエル・プイグの『…

『服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽達についての考察』(菊地成孔)

こちらも購入。エイゼンシュタインの「映像と音楽の統一理論」に関する話からはじまるこの本。何故か趣味?で毎月「zipper」を購読してる以外、ファッションとは何の関わりもない門外漢ですが、面白く読ませてもらってます。じっくり読みませう。マイルス研…

『Tokyo Sonata』

梅本洋一さんによる『Tokyo Sonata』(黒沢清)評がアップされる。完成したんだね。待ちきれない。どうしようもなく見たいッ。 http://www.nobodymag.com/journal/archives/2008/0322_0026.php グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産…

『狂気の愛』(ジャック・リヴェット)メモ

日仏の日程を間違えて記憶する痛恨のミスが発覚。『狂気の愛』も一度見たくらいじゃ全然足りないのに、、。そんなわけで、以下、自分のためのメモ。 彼ら彼女らが演じる四角形の真っ白な舞台はそのままスクリーンの投影である。様々な議論、紆余曲折を経て積…

『骨』(ペドロ・コスタ/97’)

アテネフランセでペドロ・コスタを3本。『血』と『溶岩の家』は初見。『血』はとても89年に制作された作品とは思えない。50年代の作品をニュープリントで見てるみたいだ。天才は最初っから凄いのね〜。『溶岩の家』は一見西部劇的な山あいの風景。不吉…

『溶岩の家』(ペドロ・コスタ/94’)

『血』(ペドロ・コスタ/89’)

ペドロ・コスタ監督特集2008

日比谷スカラ座

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(ウォン・カーウェイ)は日比谷スカラ座で見よう。と決める。

『地に堕ちた愛』(ジャック・リヴェット/84’仏)

ユーロスペースで。以前ビデオで見たきりだったので、これは本当にフィルムで見直してよかった。ジェーン・バーキンもジェラルディン・チャップリンもこの頃既に30代後半なのにまるで少女のようだ。ジェラルディン・チャップリンの発する擬音が堪らない。…

『ダージリン急行』(ウェス・アンダーソン/07’米)

で、打って変わって最後まで「映画」を貫いたのはウェス・アンダーソン。昨年の東京国際映画祭で見たので2度目の観賞ですが、2度目の方が圧倒的に面白かった!!1度目は撮影の過激さにクラクラしてしまって、いろんなものが見えていなかった。今回は最初…

『ノーカントリー』(ジョエル&イーサン・コーエン/07’米)

ハビエル・バルデムの顔がいいねとか、犬がいいねとか、探知機がいいねとか、銃声をはじめ音響処理が抜群だねとか、たくさん唸らされる箇所はあるのだけど、一番の見せ場ともいえる殺人を省略したところで嫌な予感がし、ひょっとしてこれ以上の見せ場がまだ…

ナタリー・ポートマン

角刈りパンチ剃りこみウルフ上下ジャージよ、永遠に。

そんな3兄弟(中学生?)を電車で見た。地元では日常的に見た光景だけど、こちらでは珍しい。なんだか嬉しくなる。22世紀になってもヤンキーと暴走族は消えないでほしい、と心から願った。

France Gall『ihre groben erfolge』

フレンチポップってことでフランス・ギャルで一番好きな曲が入ってるこの盤。このジャケットは部屋に大きく飾ってあります。CD化もされてるのだけどアマゾンにはないみたい。ドイツ語で唄ってる珍しいブツです。1曲目がヤバイ。 ベスト?セ・プリュ・ベル…

『アイドルたち』(マルク’O/68’仏)

アイドルたち [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2006/05/10メディア: DVD購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見るビュル・オジエが在籍した前衛劇団の模様は『アイドルたち』に散見できる(本人談)。ということで早速見てみ…

『狂気の愛』(ジャック・リヴェット/69’仏)

フランス映画祭2008初日ってことで六本木ではなくリヴェット特集のユーロスペースへ。本日15日はロメール、リヴェット、ワイズマンの上映時間が重なってるという涙ものの一日に。でもロメールの『アストレとセラドンの恋』は一般公開も決まったようだ…

ビュル・オジエ!

安室奈美恵『60s 70s 80s』

60s 70s 80s(DVD付)アーティスト: 安室奈美恵出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント発売日: 2008/03/12メディア: CD購入: 2人 クリック: 105回この商品を含むブログ (93件) を見る近年の安室奈美恵の快進撃というか果敢な挑戦が何処まで理解さ…