2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『マリリン 7日間の恋』(サイモン・カーティス/2011)

ミシェル・ウィリアムズの演じるマリリン・モンロー。この作品のスチールが出回った頃から、こっそり楽しみにしていた『マリリン 7日間の恋』が披露する、被写体や題材に対するあふれる敬意によって紡がれた、クラシカルかつ丁寧な演出に、ちょっと移入しす…

『グッバイ・マイ・ファーストラヴ』(ミア・ハンセン・ラブ/2011)

日仏学院「フランス女性監督特集」にてミア・ハンセン・ラブの新作。ミア・ハンセン・ラブの新作は、肌が肌としてフィルムに刻まれていることが、強烈な印象を残す(スクリーンで体験してよかった)。それはエリック・ロメールの画面が持つ肌の湿度とも、ま…

『フットルース 夢に向かって』(クレイグ・ブリュワー/2011)

あの素晴らしい『ブラック・スネークモーン』のクレイグ・ブリュワーの新作は、大ヒット作のリメイクという高い壁へのパーソナルな敬意を示しつつ、完全にクレイグ・ブリュワーの作品として、役者のアクションの一挙一動に落とし込めることに成功している。…