東京国際映画祭&NYフィルムフェスティヴァル

昼過ぎに「チケットぴあ」に行ったらスコリモは既に全てソールドアウト(追記*ローソンチケットにはありました!思い出したのだけど去年も<予定枚数終了>から何故か復活してたケースがあったので要注意)、で結局、リヴェット、スレイマンキアロスタミというガチモノ3枚は当然購入として、この際だからカルロス・レイガダスを全部見ちゃおうかなーと検討中であります。スコリモは昨年の客席からのQ&Aの時も思ったのだけど、相当コアなファンが付いてますからね。個人的には輸入DVD持ってるから諦めもつくのだけど、各作品1回のみの上映ではプラチナ化致し方なしですね。より多くの人に、なんとかならぬものか。


一方、現在NYで開催されているフェスではあまりにも素晴らしいセレクションで羨ましいかぎりです。まさかのハーモニー・コリンの新作(!)『Trash Humpers』は抜粋映像を見る限り初期、もしくはそれ以前の悪童ぶり剥き出しというか(曰く「この作品を映画とは呼びたくない。これは道端に落ちていたビデオテープを家に持って帰って観たようなシロモノさ!」)作品だし、クレール・ドゥニ(新作2本の内どちらか日仏カイエ週間で是非!)やオリヴェイラ(これ抜粋映像が凄まじいです)やペドロ・コスタ、名前を列挙しますがトリアー、アルモドヴァル、ベロッキオ、レネ、東京国際とも被るリヴェット、スレイマン、と大充実のラインナップ。個人的に気になるのは、Zhao Dayong『Ghost Town』とラヤ・マーティンですね。ラヤ・マーティンはフィリピンの新進作家で結構前から海外評が異常に高く気になっている作家です。東京国際かフィルメックスで呼んで欲しかった。呼んで欲しかったといえば多くの批評家が昨年のベストに挙げるリサンドロ・アロンソリバプール』(前作『死者たち』のDVDを最近購入しました)とかルクレシア・マルテル『ヘッドレス・ウーマン』(なんと昨年ラテンビート映画祭で上映されていた!友人は見たんだそうです。羨ましい!)とか興味にキリが尽きません。


訂正*拙ブログを読んでくださった方からメールをいただき、ラヤ・マーティンはベトナムではなくフィリピンの新進作家、とのご指摘を受けたので訂正しておきます。スミマセン、完全に勘違いしていました。お恥ずかしい。だけど、反応いただきとても嬉しかったです!Zhao Dayong『Ghost Town』についての日本語で書かれた記事もご紹介いただきました。ありがとうございます!以下、ご紹介いただいた釜山映画祭におけるフィリピン・インディペンデント映画特集に関する記事とZhao Dayongの記事を貼っておきます(注*Zhao Dayongはやや下段の方で紹介されています)。


http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_12.html
http://www.melma.com/backnumber_98339_4595243/


そしてそして以下の作品が気になる!カンヌでも上映されたアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの作品『L'enfer d'Henri-Georges Clouzot』。これは恐ッろしいほどのカッコよさ!けど一体どんな映画なんだか全く見当もつかない。以前SomeCameRunningさんがご紹介されていましたね。なにがなんでも日本公開を望みますッ。


NEW YORK FILM FESTIVALについては以下のサイトでリポートや動画が↓。
http://www.filmlinc.com/nyff/nyff.html

以下はSomeCameRunningさんの記事↓。
http://d.hatena.ne.jp/SomeCameRunning/20090530