『メイフィールドの怪人たち』(ジョー・ダンテ/1989)
メイフィールドの怪人たち(ユニバーサル・セレクション第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2007/10/11
- メディア: DVD
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”何も分かっちゃいない”大人/子供によるご近所戦争(殺人への「疑惑」が契機となる戦争)が世界の縮図だという意図は、舞台となるご近所を大俯瞰で捉えたショットでアメリカ国旗が風になびいていたり、ラストの地球からも、指摘するのが野暮なくらい明らか。そしてここでもギミックは特異でチェーンソー男の出現など、テレビモニターの中のホラー映画が効いてくる。ショットとして一番輝くのは冒頭の画面連鎖でしょうか。トム・ハンクスの視線と走り回る犬の動き、少年のエアーギターが鳴り響くまで。どう考えても大したことしてないのに大袈裟に演出されているのも面白い。全体的にはノレたりノレなかったりの作品なのだけど、興味深い細部のある作品だと思います。というか再見なんだけど、ほとんど忘れていた。