『万事快調』(ジャン=リュック・ゴダール/1972)


引き続きゴダール漬け。約30年後の『ライフ・アクアティック』(ウェス・アンダーソン)を準備したセットのバラシもついでに確認。監禁された食肉工場の社長が尿を我慢できないの巻、が面白すぎた。ゴダールにしては物語がそれほど脱臼せずに、むしろ中心に置かれているように見えるのだけど気のせいだろうか。一体全体どうやって撮ったのか不明なスーパーマーケットのラストシーン。長い長い正確な横移動(行ったり来たりの1カット。10分以上あったような)の内に段々店内の秩序が乱れ暴動が起きるという。もうメチャクチャ素晴らしいッ。あと、何が起きようとひたすら青ペンキを塗ってるオジサンがキュートですね。

万事快調 [DVD]

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