『ランボー 最後の戦場』(シルベスター・スタローン/07’)

切り株映画!?と言いたくなるくらい、人体及び肉片が飛び散る残虐シーン満載。人が豚に食われるショットも混入!でスタローンやりすぎだろーッてくらい。地上波で放送できるレベルじゃない。爆撃が起こる前の一瞬の静寂=一瞬で空気が変わる演出、は基本とはいえ好きだ。とはいえこの映画の手持ちカメラは駄目。きついッス。『ロッキー・ザ・ファイナル』は実際に年を重ねたスタローン自身への言及/距離感が実に絶妙で、また随所に映画を撮ることの原初的な喜びに溢れていて(例えば街の灯り!とはいえラストのエフェクトはかなり余計)愛すべき作品だった。そういえば『それぞれのシネマ』のナンニ・モレッティも『ロッキー・ザ・ファイナル』を熱く語っていたじゃないか。とても残念だ。スタローン、がんばれ!