レオス・カラックス&クレール・ドゥニへの白紙委任状

映画作家への白紙委任状はちょくちょく纏めていきたいと思います。なにより検索しなくて済む!という手っ取り早い自分用のメモになりますからね。今回はレオス・カラックスと盟友クレール・ドゥニのセレクションを紹介します。


レオス・カラックスへの白紙委任状】



【2004年、パリ】




・『群衆』(キング・ヴィダー/1928)
・『父帰らず』(ジャン・グレミヨン/1930)
・『苦闘』(D・W・グリフィス/1931)
・『生活の設計』(エルンスト・ルビッチ/1933)
・『今日限りの命』(ハワード・ホークス/1933)
・『青い青い海』(ボリス・バルネット/1935)
・『暗黒街の弾痕』(フリッツ・ラング/1937)
・『浮雲』(成瀬巳喜男/1955)
・『紙の花』(グル・ダッド/1959)
・『ゲアトルード』(カール・テオドア・ドライヤー/1964)
・『アメリカの兵士』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー/1970)
・『たぶん悪魔が』(ロベール・ブレッソン/1977)
・『二人の子どもフランス漫遊記』(ジャン=リュック・ゴダール、アンヌ=マリー・ミエヴィル/1978)
・『天国の門』(マイケル・チミノ/1980)
・『静かなる一頁』(アレクサンドル・ソクーロフ/1993)


クレール・ドゥニへの白紙委任状】



【2005年、ロンドン】




・『小さな兵隊』(ジャン=リュック・ゴダール/1960)
・『獣人』(ジャン・ルノワール/1938)
・『タブウ』(F・W・ムルナウ/1931)
・『不安は魂を食いつくす』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー/1974)
・『北の橋』(ジャック・リヴェット/1981)
・『冬の子供』(オリヴィエ・アサイヤス/1988)
・『スウィート・スウィートバック』(マリオ・ヴァン・ピーブルズ/1971)
・『コックファイター』(モンテ・ヘルマン/1974)
・『牝犬』(ジャン・ルノワール/1931)
・『豚が井戸に落ちた日』(ホン・サンス/1996)
・『愛の誕生』(フィリップ・ガレル/1993)
・『戦場のメリークリスマス』(大島渚/1983)


トロント、2013年】


・『トゥキ・ブゥキ / ハイエナの旅』(ジブリル・ジオップ・マンベティ/1973)


クレール・ドゥニのオールタイムベスト10】




・『スリ』(ロベール・ブレッソン/1959)
・『家と世界』(サタジット・レイ/1984)
・『晩春』(小津安二郎/1949)
・『ノン、あるいは支配の空しい栄光』(マノエル・ド・オリヴェイラ/1990)
・『ドゥ・ザ・ライト・シング』(スパイク・リー/1989)
・『不安は魂を食いつくす』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー/1974)
・『ヌーヴェルヴァーグ』(ジャン=リュック・ゴダール/1990)
・『ドイツ零年』(ロベルト・ロッセリーニ/1947)
・『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』(ジョン・カサヴェテス/1976)
・『夜』(ミケランジェロ・アントニオーニ/1961)


クレール・ドゥニ『死んでもへっちゃらさ』(1990)はモンテ・ヘルマン『コックファイター』の影響を受けた闘鶏映画の傑作。『35杯のラムショット』は小津安二郎『晩春』に捧げられたような作品です。アレックス・デスカスの娘を最近映画作家として注目されてる女優マティ・ディオップが演じてる。素晴らしい電車映画。