『パパずれてるゥ』(ミロス・フォアマン/1971)


69年の残香たゆたう70年代初頭なフラワーな装いの少女たちがギターで弾き語る冒頭、唄声がかなりイケてる。こちらもポップミュージック満載の映画。アイク&ティナ・ターナーまで登場。家出少年少女たちの生態を理解しようと親たちがマリファナパーティーを開くところからラストまで怒涛の、笑劇の展開。大統領はおくれてるゥ(ミルクちゃん)。でも個人的にはこの映画のアナーキーっぷりは予測可能で、劇場での盛り上がりを加えたとしても今ひとつノレなかったです。ただこの女の子(メインの夫婦の娘)は思わず画面に吸い込まれるほどキュート。