『パンチドランク・ラブ』(ポール・トーマス・アンダーソン/02’)

ちょうどスカパーでやってくれたので再見。なんてこった。こんないい映画、なかなかお目にかかれないかも、と思えるくらいよかった。奥行きのある縦構図(廊下等)と横移動の開放的な組み合わせ。何度も前進するカメラ。ひたすら闊達なカメラ。多幸感すら感じる。音楽の使い方も『ゼア・ウィル〜』よりずっと野心的かもしれない。5,6年前の自分には全然見えていなかったのです。情けないことに。


ハワイの電話ボックスでひたすら「ファック」を繰り返すアダム・サンドラーが好きです。「君の顔をハンマーでぐしゃぐしゃにしてしまいたい」「あなたの目をくり貫いて目玉を吸い尽くしたい」、、二人のやりとりも泣ける。