『溝の中の月』

ジャン=ジャック・ベネックス『溝の中の月』。『ディーバ』が低予算で撮られたとか驚きでしかないけど、こちらは『ディーバ』の成功を受けてチネチッタで撮影されたという二作目。批評的にも興行的にも惨敗だったそうですが、この作品のことは好きです。スタイルが先行してて何が悪い?デラックスな画面設計。時折デ・パルマのような病理を感じる。『青い夢の女』のことを思い出します。ナスターシャ・キンスキー、美しい!