『ロザリンとライオン』

ジャン=ジャック・ベネックス『ロザリンとライオン』のディレクターズ・カット。初見なのだけど、こちらしか手に入らず。素晴らしい。傑作だと思います。

 

ベネックスの作品を再見も含め全部見ました(いくつかのドキュメンタリー除く)。『ディーバ』の前に撮った短編『ミッシェル氏の犬』も。『溝の中の月』で『ディーバ』以上にガッチガチにデザインされた映画を撮って、その反動で『ベティ・ブルー』を撮るという。『ロザリンとライオン』もだけど、人がわちゃわちゃするシーンにベネックスのイタリア映画好きを感じてキュンとします。

 

フランス本国のカラックス上げ、ベネックス下げなリアルタイム批評は、改めてやっぱ物凄く罪が深いと感じます、、。いやいや、どっちも凄いですってば。あんまりよい印象持ってなかった『青い夢の女』も、再見したらめちゃくちゃ面白かった。いまこんな映画撮る人なかなかいないです。