R.I.P.ゴダール

ゴダールが亡くなったとき、映画は終わると本気で信じていた時期がありました。映画はゴダールよりも大きい?たぶん、そう。でも、そこまで思わせてくれる人が二度と現れないことも知っている。それでも映画は続くなんて、そんな強い言葉をいまは言えません。

 

ゴダールの映画で嫌いな映画なんて一本もない。すべて好きだ。その意地悪な性格も含め、どうしても手に届かない感じ。「すべてはゴダール手のひらに」という言葉は青山さんの言葉ですね。いつか来てしまうことを怖れていた日が今日だった。「死者と対話する」というカラックスの言葉が、いよいよ、そしてますます深いところで分かるようになってきました。R.I.P.ゴダール。敬意と愛しかありません。