『ウェス・アンダーソン 旅する優雅な空想家』書評
告知が著しく溜まってますが、ゆっくりとランダムにまずはこちらから。
かみのたねにイアン・ネイサン著『ウェス・アンダーソン 旅する優雅な空想家』の書評を寄稿させていただきました。
「とても整然とした映画の中で描かれる、とても雑然とした人々」。ウェス・アンダーソンの映画についての適確すぎる言葉だと思います。
順風満帆なキャリアを送っているように見えるウェス・アンダーソンの「失敗」に焦点を当てて書いてみました。なぜなら、本書における各作品論のリードの大半は、少年時代のウェス・アンダーソンの「失敗」から始まるからです。ウェス・アンダーソンの「失敗」や「批判」は、少なくとも日本ではまったく語られたことがありません。本書の一番の面白さは、映画の背景について知れるというだけでなく、ウェス・アンダーソンの生き方そのものを知れるということだと思います。「失敗」や「批判」に対してウェス・アンダーソンが、どのように対処してきたか?それは生きるヒントとなり、勇気づけられるものです。卑屈さから一番遠くに離れている。これだ!と思いましたね。
プロフィール写真が必要ということで、慌てて部屋で自撮りしました笑。顔出しは久しぶりです。お恥ずかしい、、、。
ではでは、宜しくお願い致します。