『鹿の好きだった少年』(バーバラ・ローデン/1975)

原題は『The Boy Who Liked Deer』。id:SomeCameRunningさんが記事に貼られていたYoutube動画で全編を通して見る。『ワンダ』と違って終始隅々まで演出が行き届いている対称的な作品。冒頭のアクションも上手いし、教室でのノートの投げ合いや鹿の扱いもよいし、子供によるすごく感傷的な着地点もよい。とても素晴らしい作品なので時間があって興味が向く方は是非☆

ところで毎回楽しみなフリーペーパー「映画の國」、第5回「映画人が選ぶ映画史上の傑作」はジャック・リヴェットですよ。さすがリヴェットのセレクション、トンガってます。年代順に『西鶴一代女』(溝口健二)〜『大西洋の男』(マルグリット・デュラス)まで。まさに現代映画セレクションですね。知らない名前もちらほら。興味深いです。