『コレクションする女』(エリック・ロメール/67’仏)

シネフィル・イマジカで。少しだけ小麦色に焼けた男女の。肌の香りさえ画面から匂ってきそうな。「君の女か?」「ノン」「二人の女か?」/「アイデ、僕は君の笑顔の意味をよく考える」「・・・意味なんかないわ」。コレクションする女=アイデの、その仕草や行動は小悪魔以前の、だけど段々、天使未満の透明な存在に思えてくる。アイデと主人公がプラトニックなところがよいね。コレクター親父がアイデとじゃれ合おうとして(寸止め)、貴重な花瓶を割ってしまうシーンが素敵だわ。スペシャルな作品。


彼女について私が知っている二、三の事柄/労働の拒否。