『映画論講義』(蓮實重彦)

映画論講義

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書店に寄ったらこんなブツが出ていた。早速購入。青山真治氏との対談(「批評が消えゆく世界の中で」)でレオス・カラックスについて触れている。そういえば『ポーラX』の公開時、 蓮實先生はまだ総長在任中だったのだよねぇ。『ポーラX』に関する蓮實さんのリアルタイムな文章、読みたかったなー。


蓮實「だから僕は、レオス・カラックスに厳しいプロデューサーとして就きたいという夢がある。手に負えないとは思いますが、情報が勝つんだということを徹底することの厳しさをもってその任にあたりたい(笑)。」
青山「彼がアメリカに行くという話はどうなったんでしょうね。」
蓮實 「どうなったんでしょうね。だけど彼はほとんど人格的にいつ壊れても不思議でない人でしょう。」
青山「というか、とっくに壊れているはずの人なんです。」


こんなものも売ってた。ナボコフ『ディフェンス』の新装版。けどこれ以上読んでない本が山積みされてくのもどうかなヘコむわなぁという状態なので、また次回。

ディフェンス

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