『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』(アモス・ギタイ、ツァイ・ミンリャン、ミカ・カウリスマキ、吉田喜重、レオン・カーコフ/2007)

カエターノ・ヴェローゾがナビするサンパウロをテーマにしたオムニバス作品。日系人女性と岡田茉莉子をシンプルに対面させた吉田喜重作品のみ心に残る。メランコリーにもサウダージにも南米文学的な迷宮にも寄り掛からない潔さ。あとの作家は正直眠い。我慢大会。しかしエンディングのカエターノ・ヴェローゾの曲、激カッコよいね。