『ローラ』(ライナー・W・ファスビンダー/1981)


『ローラ』は超スバラシイ。冒頭から主演女優の所作が魅惑的だなと感じていたのだけど時間の経過と共にその魅力もどんどん炸裂していく。彼女の裏の顔(娼婦/情婦)がバレてしまう場面。心を寄せる男性がショックのあまり去った後、まるで悲しみを振り切るように、というより半ばヤケクソに唄い踊るショット(勿論1ショットの長回し)に涙ぐむ。