『悪魔のやから』(ライナー・W・ファスビンダー/1975)


ドイツ文化会館にて。『マルタ』には間に合わず(涙)。。いきなりハイテンションにドアを蹴り上げるクルト・ラープに度肝をぬかれる。こちらの準備も整わない内にあれよあれよと展開される倒錯世界に唖然とする。「このメス豚め!」と女性に唾をかけながら愛撫し始めるクルト・ラープ。ハエとファックしたい彼の弟。出てくる人みんな揃ってヤバイヤバイ。あと鏡よりも扉がモノスゴイと思った。イングリット・カーフェンが最初に出てくる件、一体何枚の扉があっただろうか。魔術的。解説にあるように分裂気味の作品だとは思うけど。すごく面白かった。世界の劇場化。