2008-06-14から1日間の記事一覧

『ぐるりのこと』(橋口亮輔/2008)

すごく評価が高いようだけど、ごめんなさい。受け入れられない。駄目でした。バブル崩壊〜タクマ判決まで、90年代から続くロストな風景を挿みつつってのはよく分かるのだけど、菊地さんの「乱世であります」の日記を受けて書くなら、08年、この乱世のサ…

『ローラ』(ライナー・W・ファスビンダー/1981)

『ローラ』は超スバラシイ。冒頭から主演女優の所作が魅惑的だなと感じていたのだけど時間の経過と共にその魅力もどんどん炸裂していく。彼女の裏の顔(娼婦/情婦)がバレてしまう場面。心を寄せる男性がショックのあまり去った後、まるで悲しみを振り切るよ…

『悪魔のやから』(ライナー・W・ファスビンダー/1975)

ドイツ文化会館にて。『マルタ』には間に合わず(涙)。。いきなりハイテンションにドアを蹴り上げるクルト・ラープに度肝をぬかれる。こちらの準備も整わない内にあれよあれよと展開される倒錯世界に唖然とする。「このメス豚め!」と女性に唾をかけながら…