2008-07-28から1日間の記事一覧

『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(ホウ・シャオシェン/2007)

実のところ今日一番感激を伝えたいのはこの作品。これなら6時間あってもいいヨと思えるほどに、とにかく映画が終わってしまうことを認めたくなく、ラストは幸せすぎて泣いてしまいました。至福の映画体験。ホウ・シャオシェンはパリで撮ったってホウ・シャ…

『赤い風船/白い馬』(アルベール・ラモリス/1956,1952)

シネスウィッチにて。VHSでしか見たことなかった『赤い風船』と初見の『白い馬』。『白い馬』は馬が駆け出せばなるほど映画の画面らしくなるのだなぁと。しかし『赤い風船』と共に”名作”の確認/再確認以上のものは得られなかった。この2作に強い思い入れ…

『南の誘惑』(デトレフ・ジールク/1937)

サークって人は傑作しか撮ってないのだろうか。この邦題もスバラシイ。前半ツアラ・レアンダーを誘惑する=心臓抜き!に成功したキラキラしたペドロ(闘牛というイベントと共に危険な恋のドキドキ感がある!)が、9年後陰鬱な雰囲気で支配者として登場する…

『アパッチの怒り』(ダグラス・サーク/1954)

PFFにてダグラス・サーク2本+銀座にて3本。渋谷駅の通路で青山真治さんとすれ違いました。 なにが素晴らしいってラストカットが、2人がこれから生活を営む家(掘っ建て中)の前だってこと。アパッチが合衆国といかに戦うか/共存するかという、それを…