『CLEAN』(04’仏/オリヴィエ・アサイヤス)
アサイヤスの映画を見ると妙な揺さぶりにかけられてしまう。
『デーモンラヴァー』におけるエロゲーなんて全然乗れないけど
(確実に『イルマ・ヴェップ』を想起させるわけだが)
コニー・ニールセンとクロエ・セヴィニーの車での2ショットは
(たしか雨が降っていたような)すごく印象に残っていたりする。
『CLEAN』の忙しない人の入れ替わり/ショットの分断にも、
やっぱりアサイヤス、一筋縄ではいかないなぁなどと思いながら
見ていたら、ジャンキー母マギー・チャンが引き離された息子と
動物園に行くあたりから後半どんどん乗れてきてラストは小さく拍手。
カッチブーなマギー・チャンの「ぐすん。」でキマってしまった。
『感傷的な運命』が見たいね。
アーシア・アルジェント主演の
『Boarding gate』は日本公開されるかな?
追記:『CLEAN』のレコーディング風景、マギー・チャンの歌が
泣けたことも追記しておく。