Two Banks Of Four『Junkyard Gods』

ジャンクヤード・ゴッズ

ジャンクヤード・ゴッズ

前作に収録された「Banks of Nile」がクラブジャズのモードチェンジだったトゥー・バンクス・オブ・フォーの待望の新作。最高傑作じゃないでしょーか。フロア対応のハードバップじゃないところがよいよ。生音だけじゃなく電子音を頻繁に駆使しつつも一音一音に深みがある。スピリチュアル・ジャズの新解釈、だったりして。
オープン・シーンズ

オープン・シーンズ

この作品が話題になってた頃にはクラブジャズ熱というよりも、イタリアや北欧から次々と出てくる「クラブジャズの最新形」とやらに食傷気味だったのですが、これはなかなか佳作かも。リズムパターンは最近のクラブジャズの王道いってるけど、彼らの場合ギターの音色が多彩だし、フルートとストリングスの使用もちょっと面白い。2曲目なんてマカロニ風味というかキャレキシコみたいなギターの音だし、5曲目のギターからフルートの展開なんてちょっと素敵。音が柔らかい。