『俺たちの明日』

Reckless

ジェームズ・フォーリーの長編デビュー作品『俺たちの明日』。ハル・アシュビーのおかげで撮ることができた作品らしい。この作品のことは蓮實重彦の批評で知り、その後青山真治監督が言及していたので、ずっと気になっていた。エイダン・クインのデビュー作品。最近『妹の恋人』について書いたのでタイムリーでした。ミヒャエル・バルハウスによる工場地帯の町をロングで切り取った、ティーンたちにとっての「有害」なカメラが素晴らしい。行き場のなさをよく表わしている。360度回転のダンスシーン、若さの爆発がとてもエネルギッシュでよい。

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