2021-08-13 小松菜奈 作業日誌 ムーンライト・シャドウ 本日は『ムーンライト・シャドウ』、試写。短文の感想を。 小松菜奈の所作をどこまでも追いかける作品は、誰かがやるべきだと思っていたので、待望ともいえる。小松菜奈には「この子を撮れば映画になる!」という神秘がある。『ムーンライト・シャドウ』は、その神秘に忠実に撮られている。 十代の時以来に原作を読み返した。 「時おりどんなにじっと見つめていても、そこにはいない気がした」 という一文が示す「不在」が、本作の小松菜奈には宿っているなと感じる。 時おり、アンナ・カリーナに見えたりします。小松菜奈は尊い。