WARPAINT『WARPAINT』

Warpaint

Warpaint

   


待望のウォーペイントの新譜を手に入れて感激の一日。現行のバンドでウォーペイントが一番好きなんです、、。どうしましょう。好きすぎて。今日は一日中この新譜を聴いていた。文字通りの1曲目「Intro」でブレイクが入って変拍子のインスト曲が始まる。ああ、ウォーペイントのリズム隊には本当に惹きこまれるなあ、彼女たちってジャムバンドみたいにスキルが高いからインストでもいけちゃうんだなあ、とか久々にいろいろ思い出した。ライブ映像で見た10分近くの即興演奏は凄かったよ。先行発表曲もアルバムの中に入るとより理解が深まるというか。特異なベースラインが決して中心からブレない素晴らしさがあるね。チャーチズのローレン・メイベリーが指摘するように、ウォーペイントにはリムショットの魅力がある。リムショットを浮遊する楽曲の中で響かせるバリエーションの豊かさ。リムショットの魔術師。ディスコなんて曲名がついててもけだるい(笑)。まだまだ聴きこみは足りないけど、付き合いの長くなりそうなアルバム。すっごい音の一つ一つが丁寧なつくり!

TOO TRUE (IMPORT)

TOO TRUE (IMPORT)

     


正直ヴィヴィアン・ガールズやベストコーストと比べて(旧メンバーが3つのバンドで重複している)、バンドサウンドのコンセプトと現代性のせめぎあいが感じられず(というのが理由じゃない気もするけど)、いま一歩ピンとくるものがなかったダム・ダム・ガールズなんだけど、新譜の引き出しの多さには驚いた。これは傑作じゃないか。たしかにスミスのカヴァーとかしていたこともあったからね〜。しかしこの80年代モードの切り口はいいね。あと単純にメロディセンスに長けている。ギャルバン愛好家としては歓喜するほかないぜ、な今月の2枚。