『シャルロットと彼女のステーキ』(エリック・ロメール/1960)
日仏学院にて特集「エリック・ロメール、あるいはシナリオの問題」初日。
まずはジャン=リュック・ゴダール、アンナ・カリーナ、ステファーヌ・オードランという超豪華面子が声の出演(吹き替え)という『シャルロットと彼女のステーキ』。この映画の「物語」は日仏のあらすじ(2行)で何一つ不足なく要約すらなく紹介されているのだけど、実際の「映画」はそれ以上に豊かだった。男女のゴチャゴチャなど何もなかったかのように女性は汽車に乗り込む。雪の中の薄情ともいえる別れショットが素晴らしい。今日のプログラム、テーマは「キス」ということで。