2010-03-21から1日間の記事一覧

『ハデウェイヒ』(ブリュノ・デュモン/2009)

ブリュノ・デュモン初体験。カイエ紙の2009年度ベストにも入ってた『ハデウェイヒ』は物語構造の上での「揺らぎ」と少女の顔を捉えるカメラの「揺らぎ」が絶妙な形で実現している。信仰心の厚さが、キリスト自身からの肉体的・精神的な愛を求めてしまう…

『あの夏の子供たち』(ミア・ハンセン=ラブ/2009)

オリヴィエ・アサイヤスの『8月の終わり、9月の始め』の肖像としての少女や、あの素晴らしい『感傷的な運命』における息を呑む美しさによって個人的には神秘化している感すらある女優ミア・ハンセン=ラブの監督第2作。ユセフ・シャヒーンやエリア・スレ…