女優≠作家論「エミリー・ブラント」

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My Summer of Love

リアルサウンドさんにエミリー・ブラント論「走りながら考える女」を寄稿させていただきました。

 

『ジャングル・クルーズ』には、吃音に悩まされていた少女時代のエミリー・ブラントが、他人の声を演じることによって自身を発見していったというプロセスが、まったくの偶然にも関わらず、詰まっています。

 

『マイ・サマー・オブ・ラブ』について触れられたのも嬉しかった。あまり触れられる機会のない作品ですが、エミリー・ブラントがキャリアの初期に、脚本があってないに等しいこの即興映画に出演したのは大きいと思います。

 

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エマ・ストーン論、スカーレット・ヨハンソン論、エミリー・ブラント論と、ディズニー映画が続いてます。次はハーレイ・クインのあの女優。

 

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小松菜奈

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ムーンライト・シャドウ

本日は『ムーンライト・シャドウ』、試写。短文の感想を。

 

小松菜奈の所作をどこまでも追いかける作品は、誰かがやるべきだと思っていたので、待望ともいえる。小松菜奈には「この子を撮れば映画になる!」という神秘がある。『ムーンライト・シャドウ』は、その神秘に忠実に撮られている。

 

十代の時以来に原作を読み返した。

 

「時おりどんなにじっと見つめていても、そこにはいない気がした」

という一文が示す「不在」が、本作の小松菜奈には宿っているなと感じる。

 

時おり、アンナ・カリーナに見えたりします。小松菜奈尊い